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バルジ領域に着目!白髪の予防・改善効果が期待できるポリフェノールを発見

薬用化粧品・機能性表示食品OEM受託製造メーカーの株式会社天真堂(所在地:東京都江東区木場、代表取締役:松﨑淳、以下天真堂)は、この度発見致しました独自成分「クロナルポリフェノール」が、主にバルジ領域に存在する幹細胞に作用することで白髪の予防・改善に関与する遺伝子の発現を増強させることを確認しましたのでご報告いたします。

■研究背景
毛髪の色は毛球部で作られるメラニンの量と質によって決定されます。
毛球部に存在する色素細胞が産生したメラニンを毛母細胞が取り込んで毛髪が黒くなります。
このことから白髪の原因はメラニンが作られなくなる、メラニンが毛髪に取り込まれなくなる、毛球部に色素細胞が存在しないなどが考えられます。

従来の白髪予防・治療は毛球部分を対象にメラニン産生促進あるいは輸送増強に関わる薬剤が探索されていましたが、その効果が科学的に証明されているものはほとんどありません。
また、メラニン産生を促進すると皮膚も黒くなる可能性があり、皮膚がん発症のリスクも否定できません。

一方、毛髪の元となる毛包幹細胞と色素幹細胞は毛包のバルジ領域に存在します。
バルジ領域で作られた色素幹細胞は毛球部に移動してメラニンを産生し、そのメラニンが毛母細胞に取り込まれます。
つまり、バルジ領域の色素幹細胞が少なくなると白髪が生えることになります。
また近年、毛包幹細胞は色素幹細胞の生存、増殖をサポートすることがわかってきました。

そこで2018年よりスタートした本研究では、確実性と安全性を両立するアプローチを模索し、色素幹細胞が育つバルジ領域に着目しました。
その結果、色素幹細胞の自己複製促進にかかわる遺伝子(17型コラーゲン※1、エンドセリン1※2、SCF※3)の発現を増強させるフェノール類「クロナルポリフェノール」を見出しました。

※1 17型コラーゲン:毛包幹細胞をバルジ領域に接着・安定化させる。
※2 エンドセリン1:色素幹細胞の増殖を促す。
※3 SCF:バルジ領域にある色素幹細胞を毛球へと移動を促進する。

■研究成果
クロナルポリフェノールを特定の濃度でケラチノサイト(表皮を構成する細胞)に添加すると17型コラーゲン、エンドセリン1、SCFすべての遺伝子発現量を有意に増加させることが分かりました。

図:ケラチノサイトにクロナルポリフェノール添加後の17型コラーゲン、エンドセリン1、SCFの遺伝子発現

■今後の展開
クロナルポリフェノールは白髪の予防・改善に対して、バルジ領域に着目することで、毛球部分を対象にしたメラニンの産生促進、メラニンの毛母細胞取り込み促進といったこれまでとは異なるメカニズムで白髪予防・改善の期待ができる成分であり、白髪対策化粧品の開発に新しいコンセプトでのアプローチが可能です。
今後は、クロナルポリフェノールを含有するヘアケア製品のOEM提案を強化してまいります。
また、2021年1月に東京ビッグサイトで開催される「化粧品開発展」に於いても、クロナルポリフェノールをご紹介させていただく予定です。

【化粧品開発展Cosme Tech2021】
日程:2021年1月13日(水)~15日(金)10時~18時(最終日のみ17時)
場所:東京ビッグサイト西ホール10-48